2011年6月12日日曜日

屋外LED照明デザインコンテスト「庭のあかり大賞」

大手町・丸の内・有楽町エリアをイメージした屋外用LED照明デザインの一般公募/審査/表彰。



1時審査の発表があり選外。今年度4連敗目。



2次審査は6月14日から一般公開されるとの事。



テーマ 四季



Photo_3





Photo_4





以下 応募案につけた文章



コンセプト



四季が豊かな日本にあって、コンクリートと鉄とガラスで囲まれた大都市部では季節感が失われつつある。本来春は、桜が咲き、桜吹雪が舞う。夏は緑豊かな草原が広がり湿地の藪には蛍が飛ぶ。また、豊かな紅葉と釣瓶落としの夕暮れで秋を感じ、降り始めた雪を踏みしめながら高木や植栽に積もった雪景色で冬の到来を感じる。この日本特有の四季は本来東京の都心でも感じられたものだが、温暖化の影響もありほとんど一年中同じ景色を眺めることを余儀なくさせられている。この自然を都心で取り戻す事をコンセプトとした。



デザインポイント
演色性が優れた多色のLEDを組み合わせ、街路樹・植え込み・ビル外壁の低層部に設置するとともに、歩道の平板ブロックに埋め込み季節によって色を選択することで四季を表現する。LEDは、赤色・白色を桜の花びら型に配置したものと白色・青色・赤色・黄色を一つの照明に配置したものを1セットとし、ゆっくりした点滅を加えることで、動きのある桜吹雪、蛍の光や雪の反射をも表現できるようにする。広大な大丸有の広場や通り毎に特色を持たせるため、桜広場や蛍の緑地などネーミングを行い照明配置にバリエーションを持たせることで、大丸有の中に回遊性を生むきっかけになることも意図する。



審査基準表及び自己チェックシート



①芸術性
多種多様な形態の広場・歩道・高木・植栽の形態に影響されず自由な形に配置できるし、点滅制御を行うことで変化や動きを表現でき単なる照明の枠を超えその場所の季節ごとの環境を整えられる。



②物語性
都心部において日本の四季の変化を復活させ、日本人が持つ心象風景を再現できる。



③参加性・対話性
夜桜見物・蛍が飛ぶ夏祭り・紅葉狩り・雪見の会など季節ごとにイベントを開催し、屋台や仮設ステージと共同で、地域振興を図ることができる。



④ハードウェアの技術性
新しく技術開発を行うのではなく、既存の照明器具の応用で実現できる。床面照明は、実績のあるLED点字ブロックを応用した照明。また、高木や植栽の照明については、クリスマスデコレーション用LEDなどの技術を応用する。



⑤ソフトウェアの技術性
時間帯・場所・季節によって色彩を変化させることが可能であるし、設定を変更することで、同じ場所で違う雰囲気の照明環境を再現することができるため、飽きが来ない様に季節ごとに変化を与えることができる。



⑥維持管理性(保守・安全・経済性)
屋外利用は既存技術で実証されているため問題ない。LED自体が高耐候・高耐久性がある。器具自体単純な構造であり、メンテナンスが容易。







0 件のコメント:

コメントを投稿