2011年11月3日木曜日

CINQUE TERRE



CINQUE TERRE-イタリア語で5つの土地という意味だが、地中海 リグーリア海に面した北イタリアの西海岸で、ジェノバから少し南に下った所にあり世界遺産として登録されている。


(google map)
切り立った崖が連続する海岸は美しい景観を創り上げているが、その中に点在する街そのものもまた美しい景観を創出している。

5つの街はそれぞれ、南からリオマッジョーレ・マナローラ・コルニリア・ベルナッツア・モンテロッソアルマーレの5つ。

もともとは海賊の襲撃から身を守る砦として要塞化されていた。当時は、陸路は無く海上交通が唯一の交通手段だった。


海からの景観はこんな感じだが、見ていて東京ディズニーランドのアトラクションのカリブの海賊を思い出した。海賊が海岸の町を襲撃しているところを船でめぐるアトラクションで、日本人の私には見ても実感がわかなかったが、この写真と重ね合わさって急にリアルさが増してくる。実際にも、この街を守るため大変な努力が行われたのだろう。
平地が少なく岩盤でできた土地は痩せ農業には不向きな土地だが、長年の間崖の岩を砕き土留めを構築し砕いた岩が土となって山肌一面が葡萄やオリーブの畑となり、ワインの製造が始まる。写真の山肌がまるで等高線を引いたようになっているが、葡萄の段々畑がそう見えている。しかし葡萄の収穫量は少なくワインの製法も独特で少ないことから高級品とされる。シャケトラワインである。
そのうちのひとつ、マナローラは2番目に小さな街で、北向きの崖にへばりつくように集落ができている。

北側からの景観(写真)

北側からの景観(CG)

その夜景(写真)

その夜景(CG)

この街の一日を北側からみたアニメーション

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