忘筌茶室の軸組みを作成しました。
手前の赤い横材が有名な舟入の障子を受ける鴨居です。
柱は4寸面取り長押が廻ってる茶室ながら書院建築の様式をもっています。
いろんな文献を読んでも西日制御や露地の風情を演出するこの舟入のことは書いてあるのですが、私が気になっているのは、正面 点前座にある明かり障子です。と言ってもこの軸にはまだ出てきていないので分かりにくいと思いますが。
確かに草庵茶室にはよく下地窓などが見られる明かり障子ですが
西日が当たる明るい茶室でこの明かり障子の果たす役割が気になっています。
たぶん午前と午後でまったく違った表情を見せるのではないでしょうか?
遠州はこの明かり障子で闇を演出しているのだと思っています。
モデリングできたら、いろんな時間帯でこの明かり障子の役割を検証したいと思います。
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