比叡山の借景で有名なお寺 京都 岩倉の円通寺のシミュレーションモデル。
室町時代に後水尾天皇によって離宮として作られたが、現在は禅宗(臨済宗)のお寺になっている。
比叡山に対面する山の斜面を削って建っているが、あまり交通の便はよくない。
この交通の便が悪いために借景である比叡山との間に高い建物が建たずに借景が守られてきたのかもしれない。
しかし、2000年ごろから開発が始まり近辺も都市化が進んできたらしい。京都市が借景を守るために景観条例を作ったと聞いたが、現在どうなっているかわからない。
ここの景観はすばらしい。30年も前に行ったときの感動を鮮明に覚えている。垣根と杉の高木で切り取られた空間の真ん中に比叡山がすぐ近くに見える。というか、比叡山しか見えない。京都にいればどこからでも見える比叡山がここからは特別に違ったものに見える。
是非この景観を守りたいと思う。
資料が少なく、国土地理院のウォッ地図で比叡山との位置関係、USGSの高度データで比叡山の形、googlemapの航空写真から庭の位置関係を割り出した。
が、写真と比べると、樹木の位置や形はともかくとしてもかなり違うしまだまだ要素が足りない。たとえば庭石や垣根の奥の竹やぶや紅葉など。
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