2009年9月5日土曜日

京都

前回の富士山に続き京都で景観シミュレーションを行うとどうなるかをやってみた。



京都といえば比叡山である。比叡山を借景としたお寺もある。有名なのは円通寺、他にも西山にある正伝寺は有名だ。



地図上のデータだと距離5.5km比叡山の高さ838m 円通寺のある場所の標高は100mであるから



仰角7.6度となり、茅ヶ崎から富士山を見るよりかなり仰ぎ見る感じになる。



位置情報と地形データからモデリングしてみると



Photo_2



こうなった。



実際のの円通寺の庭園の写真だと



Entsuji02



合ってるような合ってないような 、CGはかすみ具合が実際より大きく遠くの高い山を見ているみたいだが天候によってはこう見えることもあるかも?



Photo_4 







富士山

書き込みはほぼ1カ月ぶりになるが、8月はイタリアに行っていたため書き込みできなかった。イタリアで見て感じたことがいろいろあるためまとまったら書き込みします。



ところで前回、パシフィックホテルの客室から見える景色をシミュレートしたが、大事なものが抜けていた。



富士山である。



国道134号を西へ走っていると、冬の空気が澄んだ時期だと真正面に富士山が見える。これを入れ込まないと感じが出ない。



地図上で計ると富士山までの距離は61km(東京まで国道1号線に60kmの表示があるので東京都富士山の中間ということになる)



富士山の高さは3775mだから仰角3.54度となる。



Map



上の写真はgoogle mapであるが、茅ヶ崎と富士山の間は箱根と丹沢の間(御殿場)を超えて見えていることになる。



USGS(アメリカの地質調査機関)が地形データを無償で提供しているのでこの部分のデータを取得し、画像処理すると



Photo



これの太陽光による影を取り除き、グレー階調に変更すると



Fujisan



こうなる。



この地形データを3Dモデリングソフトに読み込ませ、距離と縮尺を合わせれば



View_noon_with_fuji_winter



出来上がり。



なんとなく実際より大きく見えているが、今度天気の良い日にカメラ位置から写真を撮って比べてみようと思う。







2009年8月8日土曜日

パシフィックホテル(PACIFIC HOTEL)

サザンオールスターズの曲のタイトルだが、1960年代から1980年代にかけて茅ヶ崎に実在したホテルの名前。



国道134号線(相模湾沿いを通っている国道で通称サーファーズラインというらしい)沿いに建てられたホテルで、設計は菊竹清訓だそうだ。



Pacific_hotel



建築はメタボリズムっぽい外観でらしさが出ている。



ホテルはプールやボウリング場を備えたリゾートホテルだったようだ。



茅ヶ崎に20年弱住んでいるが、住み始めた頃は、134号を藤沢から茅ヶ崎方面に走ると廃墟になったパシフィックホテルを見ることができた。いつの間にか解体されて今は、パシフィックパーク?というマンションになっている。



当時はこのホテルのことを知らなかったが、2000年にサザンオールスターズが茅ヶ崎ライブを行い、その記念に同曲を発表したことで有名になった。



茅ヶ崎の市民球場で行われたライブの入場券には茅ヶ崎市民枠があり、抽選だが高い確率で当選でき参加できたのでよく覚えている。



しかしホテルの資料をネットで検索したがほとんど出てこないため、建物をモデリングすることは止めた。



134号沿いをgoogle mapで見ると、藤沢のはずれから茅ヶ崎、平塚のあたりだけ134号の両側に防風林の松林が残っている。江ノ島付近から東は134号のすぐそばまで建物が建っており、防風林は見られないし、平塚から先は、134号が西湘バイパスに代わりなぜか防風林は消えてしまう。



Photo



建物が建っていた場所は今でも高層建物は無いため、当時もこのホテルだけがひときわ高くたっていたはずで、ホテル高層部から国道134号線や海岸の眺めはすごくよかったと想像される。



高層の客室から西の方角を見たところをモデリングしてみた。



View_noon



View_evening



防風林の手前が何もなくて現実離れしているが、かなり眺めがよかったと想像される。



ついでに134号を走っているときの景色は



Highway_evening



こんな感じになるが、確かに今134号を走ってみても辻堂のあたりからはこんな感じでかなり寂しい印象だ。   



このページは下記のソフトで制作しました。





2009年7月21日火曜日

水上別荘

With_yacht



週末を過ごす別荘に行くため、夕暮れ時の靄のかかったラグーンにクルーザーをゆっくり走らせていたが、居間につるしたペンダントの明りが道しるべになって方向を見定め、今さっき着岸したばかりの光景。



になってしまったが、本来のテーマは“洪水”だった。絵として面白いのが出来たので急きょタイトルを変更した。



実は洪水で湿地帯に建っている住居が浸水したところである。



Gaikan_suimen



この絵を作ったきっかけはミース設計のファンズワース邸だ。



Farnsworthhouseg1



Farnsworth邸はイリノイ州の湿地帯に建っており、しばしば洪水に見舞われる土地のようだ。ミースは設計するにあたり1階の床を1.5m地盤面より上げた設計をした。



洪水時の写真。



Farnsworth1



この建物を見ているとそんなに床が上がっているようには見えない。アプローチのテラスと軽快な階段でうまく高低差を処理しているためだ。



ファンズワース邸は、その究極のディテールで世界中に知れ渡っているが、ちゃんと出水に対する処理をデザインで消化しているところがまた素晴しいと思う。



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しかし、2008年秋の大雨はすごかったようで床上浸水してしまったようだ。



その時の写真がこれ。



Farnsworthfloodlongshot1



たぶん1.5mという数字は、過去の出水履歴を調べそれに余裕を持たせた設計なのだと思う。それが近年の地球規模の変化で床上まで水が来てしまったのだろう。地球温暖化の影響がこんなところにも表れているのだろうか?



前に掲載した、ピロティ形式の住居はたぶん、洪水には強いがそのためのレベルのデザイン処理は全然できてないと感じた。



もう一度モデルをリファインしたので、と言ってもレベルの処理は同じだが再掲する。洪水時の絵は水上住居みたいで面白いが水がないとやはりつまらない。



Exterior_landscape



Interior_night



Living_interior



Exterior_evening



Gaikan_night



いっそボートを浮かべてみたらどうだろうか? で作った絵が最初の絵である。



日本でも近年ゲリラ豪雨と称される熱帯に見られるような集中豪雨がよく起るが、雨水や出水対策は、過去の最大雨量(平成12年の東海豪雨の1時間97mm)から1時間当たり100mm想定としているが瞬間的に処理能力を超えることがあるみたいだ。



出水の種類には外水氾濫と内水氾濫がある。
外水氾濫とは、海水や河川の水位が堤防を越えて、もしくは決壊して洪水となる場合で、日本ではかなり堤防の工事が進んでおり、地震で堤防が破壊されて同時に大雨が降らない限りは大都市では起こりそうもない。しかし、外水が氾濫すると、その浸水量はとてつもなく大きく、たとえば大阪の淀川の堤防が決壊すると梅田のあたりは4mほど水につかることになるそうだ。また、浸水時間も何日という単位で相当長い。ちなみに東海豪雨では河川の堤防が決壊し外水氾濫となっている。



それに対して、内水氾濫とは、降雨量が下水道の処理能力を超えてしまい、道路に水があふれる洪水のことだ。こちらは道路の高さによるが、(高架の下をくぐり抜ける様な道路だと何mになる)せいぜい何十センチの単位で、時間も短い。しかし頻度は年々多くなっており、特に地下がある建物は開口部の防潮板などの対策を十分に練っておく必要がある。



Sinkawa



(名古屋市ホームページより転載)



この写真と前に掲載した



Birdvue



この絵の印象がダブってしまいます。



2009年7月10日金曜日

インテリアイメージ

久々にインテリアを作成した。前回の崖の下の家のリビングダイニングのイメージ。



木の持つ温かみを生かしたインテリアとした。



Photo



Photo_2



しかしこの吹き抜けのピクチャーウィンドウは、自分で設計していても夏は暑く冬は寒いだろうなと思う。



透明ガラスという素材は、太陽光の輻射熱をほとんど通してしまう。そのため夏は太陽光の熱エネルギーが直接室内に入ってくる。また、断熱性もあまりないため、外気温と室内温度の差がある時は、気温の高い方から低い方へ熱を通してしまう。



その対策として近年low-eガラスが開発された。このガラスは、2枚のガラスの間に乾燥空気を閉じ込めたペアガラスで、外側のガラスに薄い金属膜をはることで輻射熱のうち赤外線成分を多くカットできる性質を持っている。また、ペアガラスの空気層は断熱には効果があり、冬・夏とも透明ガラス一枚に比べればかなり省エネには効果があるので多く使われ始めている。



しかし借景を目的に作られたピクチャウィンドウは、できる限り透明が望ましい。low-eガラスは熱線反射ガラス(ミラーガラス)に比べれば透明性は高いが、金属膜の影響でサングラスをかけて景色を見ていることになってしまうため余り使いたくはない。



2009年7月5日日曜日

崖の下の家

急斜面に建つ3階建ての住宅。



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道路から建物へは、橋を渡ってアプローチするが、道からの景観を阻害しないようにアプローチの道路が屋上レベルになるように設定した。



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1層は6m×6mで36㎡(10坪)。延30坪。



居間は吹き抜けで大きなピクチャウィンドウを設け、雄大な自然を借景にした。



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3階平面図



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2階平面図



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1階平面図



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2009年6月28日日曜日

眩暈がしそうにない坂



いつも通りバリエーションとして、曇った日の眩暈坂を作ってみた。



Memaizaka_kumori_3