2011年9月の3連休、福井県小浜市に行った。建物をみるというよりはほとんど観光旅行だった。
この時期小浜は放生祭というお祭りが行われている。今年は20年に一度、全ての山車が出る年で例年とは違い規模が大きかった。
小浜市街地
高層建築がほとんどなく、市街地近くまで山が迫っている典型的な地方都市。
山車
大太鼓
棒振り
本陣前での奉納
普段は、静かな街がこの日は観光客も多く活気づく。が、この場所は主催の八幡神社からはなれた区の本陣でそんなに人手は多くない。区というのは小浜市全体でかなりの数があるが、それぞれが山車や神楽を持っており、市中を回って各本陣前で奉納を行い最後に神社に集まるという流れらしい。八幡神社周囲は交通規制がしかれ屋台が建ち並びかなり混雑している。
酔月というレストランがあった。昔の置屋を改造した建物で、保存建物になってるらしい。保存建物というと記念館的に展示を行い建物自体を見せるのが一般的だが、ここは民間が運営するレストランで建物も見学できるようになっている。
2階客室 京風の格子窓が置屋の面影を残している。
酔月で食べたランチ 鯖寿司とそばのランチ
obamaー合衆国大統領と読みが同じということで近年話題になったが、古来、小浜は京都や奈良に日本海で採れた食を供給する場所であり、魚が豊富である。鯖街道、お水送り(奈良東大寺お水取りの水を送る瓜破の滝というのが小浜にはある)など京都、奈良と関連がある言葉がかなり残っている。
小浜の名産としては鯖以外に小鯛、ぐじ(甘鯛)、若狭かれい(ささかれい)など、今では高級食材が豊富である。
港にある水産センター
魚介類を発泡スチロールの箱単位で売っている卸売り市場だが、一般の人も買うことができる。この日はここの男たちも祭りで出払っていて閑散としていた。
ひもの各種
若狭かれいのひもの
焼き鯖
へしこ
鯖を糠漬けにした保存食
このほかに鯖やカマス、穴子、小鯛などのみりん干しも大変美味
フィッシャマンズワーフ
観光客用に推参センター向かいにたてられたお土産物や ここでも、同じものが買えるが個人用に小分けして売っているため少し割高?
夜の食事
すし良 (すし屋さん)の上握り3人前(1人前3000円)
銀座で食べる握りと違ってあまり握りの姿に凝ったりはしていないが、ネタの大きさと新鮮さから行くと銀座で食べると3倍から5倍の値段には確実になりそう。
2011年9月13日火曜日
建築家のあかりコンペ2011
LED照明器具のデザインコンペ
復活のシンボルが芒では、ちょっとウケないか?
コンペ要綱ページはこちら
http://www2.lighting-daiko.co.jp/jia/index.html
応募案(落選)
タイトル芒(すすき)
説明文
芒は、かつて日本の風景だったが外来の背高泡立草が蔓延、一時芒は衰退した。しかしこの帰化植物が枯れて堆積したため芒に好適な環境が生まれ、近年芒はみごと復活。この照明器具は、輝く芒の穂をイメージし、日本復活を願ってデザインした。複数パイプを束ね曲率と角度を変え先端にLEDを配置し風になびいてる形状とした。
2050年のガラス建築
表記1次審査の発表があったのでブログに応募案を載せます。
今回も落選。
曇り空にもかかわらず、クリスタルパレスの内部は、光を記憶するガラスで覆われているため晴天の記憶を再現し、光に満ち溢れてる様を表現したつもり。
応募案
2050年のクリスタルパレス
ガラスは光を透過させるが熱負荷増大の欠点がある。2050年には製造時に太陽光発電、発光ダイオード等の機能をガラスに組み込み、光を受けることで発電し、その光を記憶し再発光でき、熱還流率も非常に少ないガラスが開発される。悪天候時に建物内部に燦々と輝く太陽を蘇らせる事が可能になる。このガラスを使用する建築はクリスタルパレスのオマージュが相応しい。2050年には、光を記憶する建築として復活する。