2009年11月13日金曜日

浄土寺の光の変化(アニメーション)

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今回は、前にモデリングした浄土堂の一日の光の変化をアニメーションにしてみました。
静止画ではわからない堂内の変化がよくわかります。簡単なアニメーションでこんなに感動的な出来事が起こるとは想像できませんでした。

シミュレートした日は2009年5月10日の朝3時から夜7時までです。

途中 朝9時から西面の蔀戸が開き始め午後1時に開き終わる設定にしています。開く時間が長すぎるかと思いますが、このくらい時間をかけて開かないとビデオ上では一瞬で開き終わってよく変化がわかりません。

西側の蔀戸が開き始めると第一段階の変化が起こります。それまでは東側正面の戸から差し込む天空光であまり演出効果のない光環境ですが、西側から光が差し込むことで浄土が再現され始めます。


ここでだれもが長源の演出は凄いと思うのですが、更に変化が起こります。夕方太陽が浄土堂の正面に来る時刻に堂内がオレンジ色に輝き、その色が仏像にも写りこんで圧巻です。まさにこれが浄土再現なのだと感動します。

簡単とは言え製作には24時間以上かかっています。個人でできるCGの限界を感じています。

アップしたファイルはWMV形式で3MB程度なので解像力があまり良くありませんがオリジナルはAVI形式で30MB程あります。かなり劣化していますがそれでも感動は伝わると思います。

ついでに、仏像も少しリファインしました。なんとなくそれらしく見えると思います。



2009年10月8日木曜日

円通寺 半日の光の変化(午前)

前回作成のモデルに時間の要素を加えました。



夜明けから正午までを6秒で表現しています。



薄暗い夜明け前から始まり、朝焼けや午前中の逆光の中での比叡山のシルエットを経て、天空光が満ち溢れ太陽光があたって山肌が緑に輝く正午近くへの変化を動画にしてみました。



写真ではわからない自然の光の移ろいが表現されていると思います。



フォーマットはWMVです。



下記リンクをクリックするとファイルがダウンロードできます。



「entsuzi_0003.wmv」をダウンロード



リンク切れてました。下記をご覧ください。



http://homepage2.nifty.com/nob_asai/entsuzi.html



2009年10月4日日曜日

円通寺

何度かの調整の結果下の絵まで持ってくることができた。



とりあえず今回はここまでとしたい。



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2009年10月2日金曜日

円通寺(途中)

比叡山の借景で有名なお寺 京都 岩倉の円通寺のシミュレーションモデル。



室町時代に後水尾天皇によって離宮として作られたが、現在は禅宗(臨済宗)のお寺になっている。



比叡山に対面する山の斜面を削って建っているが、あまり交通の便はよくない。



この交通の便が悪いために借景である比叡山との間に高い建物が建たずに借景が守られてきたのかもしれない。



しかし、2000年ごろから開発が始まり近辺も都市化が進んできたらしい。京都市が借景を守るために景観条例を作ったと聞いたが、現在どうなっているかわからない。



ここの景観はすばらしい。30年も前に行ったときの感動を鮮明に覚えている。垣根と杉の高木で切り取られた空間の真ん中に比叡山がすぐ近くに見える。というか、比叡山しか見えない。京都にいればどこからでも見える比叡山がここからは特別に違ったものに見える。



是非この景観を守りたいと思う。



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資料が少なく、国土地理院のウォッ地図で比叡山との位置関係、USGSの高度データで比叡山の形、googlemapの航空写真から庭の位置関係を割り出した。



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が、写真と比べると、樹木の位置や形はともかくとしてもかなり違うしまだまだ要素が足りない。たとえば庭石や垣根の奥の竹やぶや紅葉など。



2009年9月27日日曜日

富士山(茅ヶ崎よりの見え方)その2

前回のモデリングでは実際の写真と比べ富士山の位置がおかしかったが、原因をあれこれ考えてみると、取り込む情報の処理に間違いがあった。



下図は前回のモデリングで元になった高度情報を含んだ地形図



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正方形に表示されている。表示範囲は東経138度-139度北緯35度-36度の範囲でどちらも角度1度であるから正方形で正しいように思うが、緯度が高くなるにつれて経度1度の距離は変わってくる。実際計算してみると北緯35度上で経度一度の距離は90.9kmとなる。それに対し緯度1度差の距離は110.9kmだからかなり長方形のはずだ。



しかも、球状であるからこんなことになる。



Fuji



このデータを基にもう一度やり直したのが下図





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今度は134号のど真ん中に富士山が現れた。



もう一度写真と比べると



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富士山のプロポーションが違っている。かなり扁平だ。高度情報のメッシュの荒さのためか、まだやり方に間違いがあるのかもう少し探ってみることにする。    



2009年9月18日金曜日

イタリア その3 二つのドゥオーモ



フィレンツェのサンタ・マリア・デル・フィオーレ教会とシエナのドゥオーモ 



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フィレンツェのサンタ・マリア・デル・フィオーレ教会







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シエナのドゥオーモ 



イタリア トスカーナ地方を代表するゴシック?様式の教会だが、中世 この二つの都市国家は互いに競い合っていた。
フィレンツェのサンタ・マリア・デル・フィオーレ教会は建替えの度に大きくなりドームは世界一の大きさである。



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ドーム



シエナはフィレンツェに対抗するため現在のドゥオーモの身廊を翼廊として90度向きを変えた改修を試みサンタ・マリア・デル・フィオーレより大きな教会を作ろうとしたが、ペストの流行などでシエナの財政が圧迫され途中で中止されたまま現在にいたっている。



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工事途中の側廊



教会の向きを90度変えるということは祭壇を南西向きから南東向きに変えることになる、なかなか増築の発想が面白いと感じた。



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現在の広場には工事途中の側廊が残っているが、教会内部にある白と緑の大理石のストライプと比べてストライプの幅は粗く装飾も簡素になっている。もしこのまま造られたとしたらサンタ・マリア・デル・フィオーレと似たインテリアになり現在のシエナの内部の様な密度の高さはなくなっていたのではないだろうか。



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シエナのドゥオーモの内部空間



この2つの教会はゴシック様式といわれるが、イギリス・フランス・ドイツにある聖堂とはかなり趣が異なっており、正面の装飾を除きどちらかというとロマネスク様式に近いと感じた。もっともサンタ・マリア・デル・フィオーレの正面は1700年代の改修だそうだ。



教会の向きもイギリス・フランス・ドイツのゴシック様式はそろって西を正面にしているが、イタリアの教会はあまりこだわりがないように思う。



以下の航空写真はいずれも北が上の同一スケール



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アミアン大聖堂



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パリ ノートルダム大聖堂



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ケルン大聖堂



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ミラノ大聖堂



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ランス大聖堂



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ウエストミンスター寺院



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サンシュルピス教会(パリ) ダビンチコードで有名になった教会



西を正面にするやり方は初期のロマネスク様式からでカロリング朝フランク王国(現在のフランス)から始まっており、国王の席を西構えと呼ばれるツインタワー棟の2階に置き西日を背にして国王に後光が差しているように見える演出から始まったようだ。、ミラノは西向きでフライングバットレスなど典型的なゴシック様式だが西正面のツインタワーがない。イタリアの教会建築までは西構えは反映されなかったようだ。



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サンマルコ寺院



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サンタマリアノべーラ教会(フィレンツェ) 南向き



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サンロレンツォ教会(フィレンツェ) 東向き



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サンピエトロ寺院



イタリアの寺院建築には西構えははっきりしないが大きなドームがある寺院が多い。



自分なりに解釈すると、ドームは古代ローマからある建築様式でローマのパンテオン神殿はドーム建築の典型である。頂部に空いた穴から差し込む日光は窓のないドーム周囲にスポットライトを当て大変感動を与える。イタリアの教会建築は多かれ少なかれこのドーム様式を受け継いで作られているように思う。



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パンテオン神殿



ドーム様式は東ローマ帝国の首都であったイスタンブール(コンスタンティノーブル)のハギヤソフィアなどビザンチン建築に影響を与え、それがベネチアのサンマルコ寺院の正十字平面やドームが乗った様式に影響しているのではないかと思っている。



ゴシック建築の西が正面というのも、前述のフランク国王のためではなく、東から昇る太陽を祭壇の後ろから入れるために東に祭壇を持ってきたかったからではないだろうか?



上のシエナのインテリアは祭壇の方向を見ているが、丸い窓は装飾性に欠け採光のために設けられているデザインで直射が入るのではなく北向きの天空光が似合っている。



その代わりにドーム頂上に明かり窓がある。これは古代ローマのドーム建築から受け継がれたものであり、ゴシック建築と呼ばれながらも、ゲルマン民族の作り上げたゴシック様式とは異なる様式の建物になっている。



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シエナのドーム見上げ



下の写真はパリのノートルダムの祭壇だが、ステンドグラスで装飾され、ここに直射が当たると光芒が生じ、神の存在を示す空間になる。



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パリ ノートルダム インテリア









 



2009年9月13日日曜日

富士山(茅ヶ崎よりの見え方)

パシフィックホテルの回に行動134号線の茅ヶ崎から見た富士山をシミュレートしたが、今日の朝実際に現場に行って写真を撮ってきた。



ちょうど歩道橋があったのでその上から西を見たところである。残念ながら快晴ではなかったが前日の雨のせいで空気が澄んでいたのか夏にしては珍しく富士山が見えていた。



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この写真と同じアングルでもう一度レンダリングしてみた。



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どうも富士の位置が違うし、回りの防風林の高さや範囲が全体的にぜんぜん違う。



もっと道路際まで林になっている。



(1本高い木があるのは愛嬌ということで勘弁)



データの再検証が必要かもしれない。